訪問美容で感じたこと

老人ホームに行って実際に接していて思うことは、子供のころに逆戻りしてくるのを何時も感じます。
と言うのは肉体面よりも精神面での素直さや、あどけない表情等のちょっとした所に共感を感じると共にサロンでは無い癒しを感じるのは私だけでしょうか!

又、顔なじみになると色々な幼少期の事をイキイキして話してくれます。
こんなこともありました、初めてやらせて頂く女性の方に「何時もありがとう、彼方にしてもらった髪の毛素敵だったから同じようにしてっ、みんなに似合うって言われたから」カット中でも子供の頃や学校生活のことなど、何だかすごく親しみを感じると共にもっと綺麗にしてあげたくなります。

なかには理由もなしに怒ったり、奇声をあげたりもしますが私どもに不満があるんじゃないので「ごめんね早く終わるから少しだけ辛抱しましょうね」と言いながら、やらせて頂いています。

あるホームから手紙を頂いた事もあります。

いつもお世話になります、美美ネットさんは上手と評判です。これからも宜しくお願いします。

等々の内容でしたが、当り前のことを当り前にしているだけなので正直ビックリしたのと共に、髪の毛もそうだけどしっかり聞いてくれる話し相手が必要とつくづく感じています。

毎月、母の入所している山形のホームに行きますが忘れもしません。
12月7日パーマ・毛染め・カット・顏そりが終わって身体のマッサージをしていたら『お前ば生んでエガッタ』とポツリと言ったのが今も耳から離れません、きっと寂しかったんだろうなと思うとウルッとしたのを思いだします。

いずれ我が身です、お年寄りを大切にする姿を子供に見せることの大事さ、それによって自分も大切にされるのではないでしょうか。
本当の教育は学校教育よりも背中教育とおもいます。