無言の会話
実は、👨きくちゃんのお父上なのであります。
83歳で他界して8年が過ぎようとしていますが、吾輩の心の中には今も健在です。
その名は【菊地紀夫】なのですが、親父と面と向かって話したことがないのですが、不思議と、思いや考えが手に取るように解るように思えるのです。
こんな事もありました。
まだ若かった吾輩が、奉公先の埼玉から山形の実家に帰った時のことです。
帰る日時を伝えてあったのですが、帰ったら親父がいないんです。
後で聞いたのですが、吾輩が帰るのを楽しみにあらゆる知り合いに伝えていたらしいのです。
思い返すと、吾輩が『ただいま』と言うと『ん・来たが』と一言。
しかし、表情は嬉しくてたまらないのが、手に取るように理解できます。
こんな男同士の会話は、女性には理解できないと思います。
父との関係が、そのまま我が息子との関係になっているように感じるのは考えすぎでしょうか。