ようやく夜が明けはじめまして

深夜というか早朝というべきかに秋田市内で燃料補給を済ませてから、いつものようにカーナビの設定を男鹿市の代表的な場所にしておいた。しばらくの間、暗闇の国道7号線を走っていたのですがようやく、ナビに促されて左折をした。ナビで指定した男鹿市の代表的な場所というのはおそらく男鹿市役所を指すのでしょうけれども、男鹿市役所が男鹿半島のどの位置にあるのかはまったくわからないので、とにかく行けるところまで行ってみて、それから考えようといういつもどおりのかなりいい加減な計画とも呼べないようなものであります。

今回の4泊5日夏休み旅行の3日めの朝のことであります。本日も含めて残りは後3日間ありますから気分的にはかなり余裕があったのも確かな事であります。

男鹿市の繁華街に近づいてくると共に周囲の闇は薄らいできつつあった。おそらく5時を少し回ったぐらいの時だったと思います。予想していたよりずーっと賑やかな市街地だったのですが、その自分で勝手に予想していたのは、まだ茅葺きの家々が点在しており、暗くなるとナマハゲが大きな包丁を持って跋扈しているぐらいの事ですから、男鹿市民の方々にとってはまったく失礼千万なものでありました。
ちょっと高台の方におそらく男鹿市役所があるようでありましたが、それを無視して直進しました。3分もしないうちにカーナビは目的地すなわち男鹿市役所へ戻れ戻れと盛んに囃し立てるものですから、路肩に停車してナビの案内を中止させて、後は半島を一周するまで何も設定しないようにしました。幸運なことに半島を一周りするように道路ができているようであります。
ほどなくして懐かしい日本海が顔を出しました。本日は昨日の愚づりがちな空模様と違って全面的な快晴であります。
海の色も真っ青、空も雲ひとつない快晴であります。漁村風景の中をのんびり走って行きます。たまに漁師の軽トラックらしいものが忙しそうに追い越して行きます。

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